オステオパシー療法の3つ

オステオパシーは主に3つの療法に分かれています。

・骨格のバランスを調整する(運動器系)。
凝った筋肉やそれに伴う靭帯などの緊張をほぐし、筋肉の崩れたバランスを整えることで骨の動きをスムーズにし、ずれた骨を元の位置に戻します。


・脳脊髄液の流れを調整する(脳神経系)。
頭蓋骨や仙骨がずれることにより、脳脊髄液の流れが悪くなります。そうすると、自律神経が乱れるなどの症状が起こります。頭蓋骨や仙骨のずれを直すことにより、脳脊髄液の流れが良くなり、悪化した症状も改善されます。

・内臓の調子を整える(循環器系)。
内臓の調子が狂うと、身体が凝ったり、他のところに痛みが出たりします。内臓の調子を整えることで、他の箇所の凝りや痛みを取り除きます。


これらの治療を行う際、決して身体や骨に強い力を加えることはありません。とても優しくゆっくりと身体を動かし、ほぐしていくので「パキパキ!」と骨が鳴るような処置は行いません。無理をさせず、本来備わっている自然治癒力を引き出し、それを生かすように身体を整えるのです。

オステオパシーの施術

また、オステオパシーの施術はバランスが崩れて調子が悪くなった部分だけを診るのではなく、身体全体をひとつのユニットとして捉えて総合的に判断します。身体の機能や構造はそれぞれが独立しているのではなく、お互いに作用しあって成り立っていると考えているからです。それにより身体の自然治癒力と免疫力を高め、歪みを直し、本来の身体のリズムを取り戻そうとするのです。

オステオパシーの学校と資格

この新しい手技療法は初めはなかなか認められませんでしたが、その治療効果が知られるにつれアメリカ国内に広まり、人々に受け入れられていきました。そして現在アメリカでは州立や私立のオステオパシー医科大学が数多く設立されています。

大学を卒業するとドクターオブオステオパシー(DO)という称号が与えられ、全米医師会から正式な医師資格として認定されています。

自然治癒力や調整力を生かす治療の方法としてのオステオパシー

オステオパシーは単なる治療技術ではなく、解剖学や生理学など、広範囲の医学知識を元にした医学であり哲学なのです。また初期のオステオパシーは、カイロプラクティックの模範となったともいわれています。人間が本来持っている自然治癒力や調整力を生かす治療の方法は、人の身体のサイクルに合わせた優しい医学なのです。

ご紹介した情報がお役に立つと幸いです。

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オステオパシーとは

オステオパシー(Osteopathy)とは、ギリシャ語の「Osteon」(=骨)と「Pathos」(=病理、治療)という2つの言葉が語源になっています。アメリカの外科医、スティルにより1874年に生まれた医学のことです。基本的に道具を使わず、手技による治療方法を用いるものです。日本へ伝わったのは、明治から大正の頃にかけてだといわれています。

オステオパシーの生みの親、スティルは3人の子供に恵まれましたが、自分が医師であったにもかかわらず、髄膜炎にかかった我が子を救えずに亡くしてしまいます。不幸なことにそれはひとりではなく、3人ともすべてを次々に亡くしたのです。
この経験から西洋医学に疑問を抱き、限界を感じたスティルは、人間が持つ自然治癒力や生命力への関心を高めます。そこから研究を重ねてオステオパシーという自然医学手技療法にたどり着いたのです。


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