子供の農業体験を通して学ぶこと
今は、スーパーなどに行けば野菜や果物はいつでも手に入ります。
それはとても便利な生活ですが、一方で食べ物の旬がわからなくなったり、作物がどうやってできるのかを知らずに育っている子供が増えています。
そのため、土をいじる機会が少なくなった子供たちに農業体験をさせて、野菜などの収穫までの過程や命を育てる大切さ、大変さなどを学ばせる学校が増えてきているのです。
子供たちは農業体験を通して、作物の育つ過程や苦労を知るだけでなく、作業にはみんなとの協力が必要なことを学び、ものを大切に扱わなくてはいけないと理解するのです。
また、天気や害虫、病気などの影響によって思い通りに作物が育たないことを体験することで、物事にはどうしても上手くいかないことや、我慢しなくてはいけないことがあると身をもって感じることができます。
子供の農業体験で礼儀やマナーを学ぶ
また、子供の農業体験に必要な農地を貸してくれる農家や自治体の人たち、つまり日頃接する機会の少ない大人たちとの交流を通して、世代の違う人たちとの付き合い方や礼儀、マナーなども体得していきます。
このように子供にとっての農業体験は、農作業自体の体験にとどまらず、その背景にある命の営みや自然と人間の関りなどを学び、感受性と想像力が育まれていくのです。今、子供たちの親となっている世代の大人たちにも農業体験がほとんどない、という人が多いので親子で農業体験をしたいと考えている保護者も多いようです。
グリーンツーリズム
こうした授業の一環などで行うものの他に、グリーンツーリズムと呼ばれる農村や漁村での暮らしを体験するツアーがあります。これには子供の農業体験ができるコースもありますが、何日か滞在をして実際に農村や漁村で生活することもできます。
単なる農業体験だけでなく、普段の生活とは全く違った環境での、日本の昔ながらの暮らしを子供に体験させるにはいいのではないでしょうか。
簡単に始められる子供の農業体験
最近では、ビルの屋上などを利用した市民農園なども増えてきているので、マンション住まいで庭が無い家庭でも、そのような場所を借りれば気軽に農業体験ができます。初めはかんたんに育てられて実を収穫できる作物などを選べば、子供も農業体験への興味が湧いて積極的に関わろうとするのではないでしょうか。
お店に行ってお金を出せば食べ物は買えるのだ、と漠然と思っている子供たちも、このような農業体験をすることで、作物が育って自分の口に入るまでには大変な手間と時間がかかっているということを知ることができるでしょう。そして自分が身をおいている生活環境がいかに恵まれているのかを理解し、感謝する気持ちを持つようになってもらいたいですね。
以上、子供の農業体験についてご紹介しました。
この情報がお役に立つとうれしいです。